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  • Oct 27, 2026, 10:58 AM

    ちばてつや先生が亡くなられました。私は #マンガ 関係の集まりで何度かお会いしたことがあるけれど、とても気さくで面白い方でした。「明日のジョー」や「あした天気になあれ」などの少年マンガが有名だけれど、「ユカをよぶ海」、「1・2・3と4・5・ロク」、「ユキの太陽」など彼が描いた少女マンガは画期的で当時の少女たちに愛されていた。里中満智子先生はデビュー前、「こんな少女マンガは男性に描けるはずがない、ちば先生はきっと男性のペンネームを使ってる女性に違いない!」と、実際に会うまで信じてたと言われる。そう思われてもおかしくない。ちば先生は「ママのバイオリン」まで、男性の編集者に言われた通り少女マンガを描いてたけど、「何が面白いか分からない。これからは主人公の性別を意識せずに描こう」と思ったらしく、主人公を「人間」として描き始めて、これは当然女の子たちに響いた。1950年代後半の、男性が描く少女マンガの主人公は受け身で、ひたすら優しくて可愛くて、誰かが救ってくれるのを待っているだけだった。そして彼らが描く少女の目は私に言わせれば「リスの目」。白目がほとんどなく小動物の大きな黒い目だった。1/3

    若い頃のちばてつや。くせ毛に黒縁メガネ、少しだけふくよか、そして優しい笑顔
    3年ほど前のちば先生。髪の毛がほとんど、若い頃と比べてスリム、でも若い頃と同じくタートルネックを着ている。メガネは金縁の丸メガネ。優しい笑顔は変わらない。
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  • Oct 27, 2026, 11:38 AM

    ちば先生も「ママのバイオリン」までは、そんなリスの目の主人公を描いてたが、1959年の「ユカを呼ぶ海」からは、主人公の目はちゃんと白目もあって、なんと言っても賢そうな、そして能動的な瞳になってる。中身も違う。誰かが助けてくれるのをまっているのではなく、自ら動く。里中さんのように、当時の主流だった涙頂戴の「母もの」に辟易していた女の子たちは、ちば先生の作品に飛びついた。そして氏が描く少女は「1・2・3と4・5・ロク」、「ユキの太陽」、「島っ子」などを通してどんどん進化していった。しかし残念なことに60年代を通してちば先生は少年誌の仕事が増えて、少女マンガの仕事が減って、1968年の「テレビの天使」もって、少女誌から離れてしまいした。2/3

    浜辺にいるユカちゃんのアップ。赤い半袖のシャツ、首にビーチタオルを巻いて、手に白いサングラスを持って、そして頭ピンクの花柄白いバイザーを被ってる。後ろに海が見えて、ユカちゃんは笑顔で浜辺のなにかを眺めている。
    赤とオレンジ色のワンピースを着たユキは手に持っているバッドミントンのラケットを強く振って、笑っている。
    「1・2・3と4・5・ロク」の付録の本の表紙は2段に別れている。上の段では次女の三枝が床に寝っ転がって、末っ子のいっちゃんががその背中に乗ってはしゃいでる。下の段では長女の一枝がマフラーを巻いて、なにかの白い花が咲いている木の前に立って遠くを観ている。船員笑っている。
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  • Oct 27, 2026, 12:22 PM

    あまり知られていないようだけど、「となりのトトロ」一番最初の、俯瞰図によって描かれる、田舎道を走るトラックの描写はちば先生の「1・2・3と4・5・ロク」の最初のシーンにちなんでいる。設定の「母が倒れている」のも一緒。3/3

    空高くからトラックが田んぼの間を通る道を走っている。このページは大きな一つのコマ。
    次のページは3コマで、カメラがだんだんトラックに近づく。2コマ目でトラック道の真ん中で遊ぶ子どもたちに対してクラクションを鳴らす。3コマ目では子どもたちがなかなか動かないからもう一回クラクションを鳴らして、子どもたちは焦って道端の方へ逃げる。
3ページ目は上の三分の一を占めるコマと、下の三分の二を占めるコマで構成されている。トラックの後ろに乗っている子どもの一人(次男の四郎?)が「あぶないわよう、きみたちい」と言うと、お父さんが「めっ!」と叱る。そして四郎が「やあ見ろ、かきがなってらあ」と言って、二女の三枝が「まあ、赤打てきれいね」と言って、長男の二郎が「うまそうだな」と言う。
    4ページ目はまた大きなヒトコマだけで、真上からトラックを見下ろしている。いたずらっ子の四郎が柿の木の枝を掴んで、枝が簿記っと折れて、3個もの柿を盗んでしまう。長女の一枝が「あ!四郎!」と怒ると四郎が「へへへ」と笑う。
5ページ目は2つの縦のコマで構成されていて、まだ車の真上。1コマ目で別の車とすれ違う。2コマで四郎が大きな声でさよならあ!ばんざあいっ!と叫んで、相手のう店主がびっくりしてハンドルを切ってしまい、「ととと」と言って…
    6ページ目の最初のコマでその車は電信柱にぶつかる直前で止まって、助手席の男性が「な、なだいありゃあ」と言い、運転手が「ふわあ、びっくらした!」と言う。カメラが初めて地面に近づいて、この場面を横から見ている。
続いて2コマと3コマ目で子どもたちが、誰のせいなのか喧嘩を始めるが、お父さんはだれだってきいてるんじゃない。騒いで落ちたら大変だから注意してるんだ。しっかりつかまっていなくちゃ」と言う。今度は向こうから口笛を吹きながら自転車を漕いでいる高校生の男子が被害に会う。5人の子どもが口を揃えて大きな声で「はあ〜い」と返事をすると、自転車の男子はびっくりして、次のページの最初のコマで電信柱にぶつかって、「あ、あまりだろう」と言う。5ページ目はコマが5個もあって、カメラもほぼ横から見ていて、6ページ目はコマがさらに増えて6個。しかし3コマからまた俯瞰図になっている。6ページ目では末っ子のいっちゃんのラッパが道に落ちて、子どもが落ちたと思ったお父さんは車を停める。四郎が走っていっちゃんのラッパを拾いに走って、また車のうしろに乗って三江ちゃんが「発射オーライ!」と言う。
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